直葬とは?費用を抑えても後悔しないための流れ・注意点・トラブル防止ガイド

大切な人を失ったとき、悲しみと同時に押し寄せるのが「どう見送ればいいのか」という現実的な課題です。

「通夜や告別式をする余裕がない」 「家族だけで静かに見送りたい」 「できるだけ負担をかけずに送り出したい」

そんな想いを抱える方が、今「直葬(ちょくそう)」という選択肢を選ぶことが増えています。

けれど、形式が簡単だからこそ「これで本当に良かったのだろうか…」と後から悩む声も少なくありません。

この記事では、「費用を抑えながらも、後悔しないお別れ」を実現するためのポイントをわかりやすく解説します。

直葬とは?最低限で送る“シンプルなお別れ”

直葬とは、通夜や告別式を行わず、火葬のみで故人を見送る葬儀の形式です。宗教儀式も省くことが多く、最もシンプルな葬儀スタイルとして近年注目されています。

特徴

  • 通夜・告別式なし
  • 参列者は家族や親しい人のみ(数人程度)
  • 火葬前に簡単なお別れの時間のみ
  • 宗教色がないことが多い

「費用を抑えたい」「身内だけで静かに見送りたい」という希望がある方に選ばれています。

一般葬・家族葬との違い

葬儀形式通夜・告別式参列者数費用目安所要日数
一般葬あり多い(50人以上)約120万円2〜3日
家族葬あり少人数(10〜30人)約80万円2日程度
直葬なしごく少数(家族中心)約20〜40万円1〜2日

ポイント: 直葬は費用・時間・準備の負担が軽くなる反面、「後悔しないための事前準備」が重要になります。

直葬の流れ(1〜2日のスケジュール感)

  1. ご逝去・搬送
    医師による死亡確認後、葬儀社に連絡して安置所へ搬送します。
  2. 打ち合わせ・手続き
    火葬日時の調整、火葬許可申請書の提出、プラン決定など。
  3. 安置・納棺
    ドライアイスなどで安置し、出棺前に簡単なお別れを行います。
  4. 火葬
    火葬場にて最後の見送りと収骨を行います。
  5. 遺骨の安置・納骨
    自宅安置や納骨堂・永代供養墓への納骨など。

直葬の費用内訳と相場

費用項目目安
基本葬儀プラン15〜25万円
火葬料3〜6万円(地域により変動)
搬送・霊柩車2〜5万円
安置料・ドライアイス1〜3万円
合計目安約20〜40万円

※東京都心部では30万円以上になるケースもあります。

💡 専門家コメント: 葬儀社の担当者に「親族対応が必要な場面」や「直葬でも最低限やっておいたほうがよい供養」などを相談しておくと、トラブル回避になります。

よくある後悔とその防止策

🔹 心理的な後悔

「もっとお別れの時間がほしかった…」
→ 火葬前に静かにお別れする時間を確保しましょう。写真・花・手紙などを用意するのもおすすめです。

「形式が簡素すぎて後悔した」
→ 葬儀の形に正解はありません。後日「偲ぶ会」や手元供養で、心の整理をつける方法もあります。

🔹 人間関係のトラブル

「親族に知らせずトラブルになった」
→ 家族・親族へ事前の説明・同意が大切です。
たとえば、遠方の親戚に連絡せず火葬を済ませた結果、「なぜ呼んでくれなかったのか」と関係が悪化したケースもあります。

「菩提寺に相談せず叱責された」
→ 菩提寺がある方は、事前に直葬の方針を相談し、お布施の有無も確認しておくとトラブルを避けられます。

💡 専門家コメント: 菩提寺との関係性がある場合は、直葬でも「納骨・法要の相談だけはしておく」ことが大切です。

後悔しないためのチェックポイント

✅ 家族・親族の理解

→ 口頭だけでなく、LINEやメモで意思共有しておくと安心です。

✅ 火葬場の対応確認

→ 地域によって直葬の可否や予約の取りづらさが異なるため、事前確認が必要です。

✅ 菩提寺との関係性整理

→ 直葬でも位牌や法要のことで関係が続く場合があります。できるだけ話しておきましょう。

✅ 納骨・供養の方向性

→ 自宅安置か納骨堂・永代供養墓にするか。あとから家族内で迷わないために決めておくと◎。

✅ 葬儀費用の最低限項目を把握

→ 特に「安置」「骨壺」「搬送」がプラン外になっていないか確認。

実際の体験談(60代・女性)

母の希望で直葬にしましたが、最後は家族だけで静かに送り出せて、本当に良かったです。慌ただしさがなく、母の顔をゆっくり見つめて感謝を伝えられました。

直葬後の供養方法(形式にとらわれず心を込めて)

  • 自宅でミニ仏壇・手元供養
  • 後日「偲ぶ会」や「お別れ会」を開催
  • 納骨堂・永代供養墓への納骨

「簡素=手抜き」ではありません。形は簡単でも、心を込めた供養は誰にでもできます。

よくある質問(FAQ)

Q1. 直葬に僧侶を呼ぶことはできますか?
→ はい。希望すれば読経を依頼できます(お布施3〜5万円ほど)。

Q2. 火葬まで何日かかりますか?
→ 死亡から24時間以上経過しないと火葬できないため、1〜2日が目安です。

Q3. 香典や供花はどうすれば?
→ 一般的に辞退するケースが多いですが、希望があれば受け取ることも可能です。

Q4. 後からお別れ会を開くのは失礼?
→ いいえ。後日「偲ぶ会」を開くのはむしろ丁寧な選択です。

まとめ:直葬は「準備すれば、悔いのない選択」

直葬はシンプルで費用も抑えられる葬儀スタイルですが、「準備不足」があると後悔につながる可能性もあります。だからこそ、流れ・費用・注意点を事前に知っておくことが重要です。

「小さくても心のこもったお別れ」を目指し、ご家族としっかり話し合いながら、悔いのない見送りを実現しましょう。

次にやるべきこと

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→ 「直葬」「家族葬」など希望条件で探せます。
 👉おすすめ:【1日葬・家族葬のこれから】終活と相続のまどぐち

✍️ 終活ノートに“葬儀の希望欄”を今のうちに記入しておきましょう。
→ 「この形で送ってほしい」と伝えるだけで、家族の迷いや不安は大きく減ります。

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