「介護用おしりふきって、どれを選べばいいの?」「拭くたびに赤くなるけど、これって大丈夫?」「コストも気になるし、結局どれが正解なの?」
排泄介助のたびに使うおしりふきは、実は“肌トラブルの分かれ道”になる重要アイテムです。
高齢者の皮膚は、加齢によって水分保持力やバリア機能が低下し、若い世代よりも刺激に弱い状態にあります。そこに摩擦やアルコール成分が加わると、赤み・かゆみ・かぶれ(接触皮膚炎)につながるリスクが高まります。特におむつ使用中は蒸れやすく、肌トラブルが起きやすい環境です。
一方で、「厚手で破れにくい」「保湿成分入り」「ノンアルコール」など、ポイントを押さえた製品を選ぶだけで、皮膚トラブルの予防と介護負担の軽減は両立できます。
この記事では、
- かぶれを防ぐための医学的視点からの選び方
- 大人用・清拭タイプの違い
- 月間コストまで見える比較
- 本当におすすめできる厳選5商品
を、わかりやすく解説します。
読み終える頃には、「迷わず1つに決められる状態」になっているはずです。
毎日のケアを、安心でやさしい時間に変えていきましょう。
高齢者の皮膚トラブルと医学的根拠

高齢者の皮膚は加齢により ・角質層が薄くなる ・皮脂分泌が減少する ・バリア機能が低下する
といった変化が起こります。
これは皮膚の乾燥(老人性乾皮症)や接触皮膚炎のリスクを高める要因です。
皮膚トラブル対策として、皮膚科学の分野でも 「摩擦を減らす」「保湿を維持する」ことの重要性が示されています(参考:”日本皮膚科学会”)。
つまり、
✔ 厚手で摩擦回数を減らす
✔ 保湿成分入りを選ぶ
✔ 拭いた後に皮膚保護クリームを併用する
この3点が、医学的にも理にかなった対策です。
安さだけで選ぶのではなく「皮膚保護視点」で選ぶことが重要です。
失敗しない選び方
① 厚手(1〜2枚で拭ける)
② 大判サイズ
③ ノンアルコール
④ 保湿成分入り
⑤ 流せるかどうかは使用環境で判断
摩擦回数を減らすことが、かぶれ予防の最大ポイントです。
本当におすすめできる5選
1. ライフリー おしりふき
| 観点 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 吸収力・厚み | ★★★ | 1〜2枚でしっかり拭ける厚手 |
| サイズ | ★★★ | 大判で折り返し少ない |
| 流せる | ◯ | 在宅トイレ処理に対応 |
| 肌へのやさしさ | ★★☆ | ノンアルコール・低刺激 |
| 月間コスト目安 | ◎ | 約1,100〜1,650円 |
💡 ポイント
とにかく失敗したくない方の総合バランス最強。
介護現場でも使われる安心感と“厚手×大判”の安定設計で、初めての1袋にも最適。
2. アテント 流せるおしりふき
| 観点 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 吸収力・厚み | ★★☆ | やや厚手 |
| サイズ | ★★☆ | 中~大判 |
| 流せる | ◎ | トイレに流せるタイプ |
| 肌へのやさしさ | ★★★ | 無香料・低刺激 |
| 月間コスト目安 | ◎ | 約1,000〜1,500円 |
💡 ポイント
トイレで流せるタイプが欲しい在宅介護に最適。
排泄→トイレ流す、という動線がある家庭では、“拭いてそのまま処理”ができるのが大きなメリット。
3. ネピアテンダー おしりふき
| 観点 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 吸収力・厚み | ★★☆ | しっかりタイプ |
| サイズ | ★★★ | 大判サイズ |
| 流せる | × | 流せない |
| 肌へのやさしさ | ★★★★ | 保湿成分入り・低刺激 |
| 月間コスト目安 | ○ | 約1,440円 |
💡 ポイント
敏感肌・肌トラブル優先派に最適。ヒアルロン酸などの保湿成分入りで、かぶれ・乾燥が気になる方にも安心。
4. ハビナース からだふき
| 観点 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 吸収力・厚み | ★★★ | 全身清拭にも対応 |
| サイズ | ★★★ | しっかり大判 |
| 流せる | × | 流せない |
| 肌へのやさしさ | ★★★ | 低刺激設計、温め対応 |
| 月間コスト目安 | ○ | 約1,800円 |
💡 ポイント
おしり以外も拭きたい人向け。
全身清拭に対応した大判&厚手で、介護時間が短縮できる万能タイプ。
5. アイリスオーヤマ 大判からだふき
| 観点 | 評価 | 備考 |
|---|---|---|
| 吸収力・厚み | ★★☆ | 厚手〜標準 |
| サイズ | ★★★ | 大判 |
| 流せる | × | 流せない |
| 肌へのやさしさ | ★★☆ | 低刺激だが標準仕様 |
| 月間コスト目安 | ★★★★★ | 約1,300円(100枚) |
💡 ポイント
コスパ最強。
大容量100枚入りで「毎日たくさん使う」「まとめ買いしたい」方に最適。
タイプ別おすすめ早見表
| 重視ポイント | おすすめ |
|---|---|
| 総合力 | ライフリー |
| 流せる | アテント |
| 敏感肌 | ネピアテンダー |
| 清拭兼用 | ハビナース |
| コスパ | アイリスオーヤマ |
月間コスト比較
※1日5枚使用 × 30日(=月150枚使用)で試算
| 商品 | 内容量目安 | 価格目安 | 月使用想定 | 月コスト目安 |
| ライフリー | 72枚 | 約550円 | 約2〜3袋 | 約1,100〜1,650円 |
| アテント | 72枚 | 約500円 | 約2〜3袋 | 約1,000〜1,500円 |
| ネピアテンダー | 60枚 | 約480円 | 約3袋 | 約1,440円 |
| ハビナース | 60枚 | 約600円 | 約3袋 | 約1,800円 |
| アイリスオーヤマ | 100枚 | 約650円 | 約2袋 | 約1,300円 |
消耗品は「単価」よりも【1回あたりの使用枚数】で判断するのがコツです。
まとめ|介護用おしりふきで失敗しないために
介護用おしりふき選びで最も重要なのは、「価格」ではなく“肌を守れるかどうか”です。
✔ 厚手で摩擦回数を減らせる ✔ 大判で衛生的に使える ✔ ノンアルコールで低刺激 ✔ 使用環境に合ったタイプを選ぶ
この4点を押さえるだけで、 ・かぶれ予防 ・介護負担の軽減 ・無駄な買い替え防止 につながります。
毎日使う消耗品だからこそ、早めに“合うもの”を決めることが介護全体の安定につながります。
迷ったらこの中から
✔ 総合バランスで安心 → ライフリー
✔ コスパ重視でまとめ買い → アイリスオーヤマ
✔ 敏感肌対策を優先 → ネピアテンダー
迷っている時間も負担になります。 まずは1袋試してみることが、介護環境改善の第一歩です。
よくある質問
- Q1介護用おしりふきは赤ちゃん用で代用できますか?
- A
可能ですが、大人の排泄量を考えると“大判・厚手”でないと摩擦回数が増えます。 結果的に肌トラブルの原因になることがあります。
- Q2介護用おしりふきでかぶれる原因は?
- A
主な原因は ・摩擦回数が多い ・アルコール成分 ・拭いた後の湿気残り です。 厚手タイプ+軽く乾燥させる習慣が予防につながります。
- Q3流せるタイプはトイレに詰まりませんか?
- A
一度に大量に流さなければ基本的に問題ありません。 心配な場合は1〜2枚ずつ流しましょう。
- Q4介護用おしりふきは温めてもいいですか?
- A
ウォーマー対応商品であれば可能です。 冬場は血流低下による冷え対策にもなり、被介護者の不快感を軽減できます。
- Q5介護用おしりふきはどれくらいの頻度で使いますか?
- A
排泄回数によりますが、1日4〜8枚程度が一般的。 便失禁がある場合はさらに増えるため、大容量タイプが安心です。
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