遺言書を作ることで、あなたの財産や意志がきちんと伝わります。初めて遺言書を作る方のために、分かりやすく説明します。具体例も含めて、イメージを掴みやすくします。
1. 遺言書の種類を知ろう
遺言書には3つの主な種類があります。それぞれの特徴を理解して、自分に合った形式を選びましょう。
- 自筆証書遺言: 自分で手書きする遺言書。手軽で費用もかかりませんが、一定の条件を満たす必要があります。
- 公正証書遺言: 公証人に作成を手伝ってもらう遺言書。法的に確実で、紛失や改ざんのリスクが少ないですが、手数料がかかります。
- 秘密証書遺言: 自分で作成し、公証人に封印してもらう遺言書。内容を秘密にしたい場合に使います。
2. 遺言書に書く内容を決めよう
遺言書には以下のことを記載します。
- 財産の分け方: 自分の財産を誰にどのように分けるかを明確にします。
- 遺言執行者の指定: 遺言書の内容を実行する人を指定します。
- 特別な指示: 葬儀の方法や特別なメッセージなども記載できます。
3. 遺言書を作成しよう
遺言書を作成する際の具体的な例を見てみましょう。
自筆証書遺言の例
自筆証書遺言は自分で手書きする遺言書です。以下にその具体例を示します。
遺言書
令和6年8月29日
私は、[自分の名前]、以下の内容で遺言書を作成します。
- 財産の分け方
- 不動産: 私が所有する東京都港区のマンション(住所:東京都港区〇〇〇〇)を、長男である[長男の名前]に譲ります。
- 預貯金: 私の銀行口座(口座番号:1234567890)の預貯金は、長女である[長女の名前]に全額譲ります。
- 家財: 私の自宅にある家具や家電は、妻である[妻の名前]に譲ります。
- 遺言執行者の指定
- この遺言書の内容を実行するために、弁護士である[弁護士の名前]を遺言執行者として指定します。
- 特別な指示
- 葬儀の方法として、私の希望は火葬で簡素なものにすることとします。詳細は[葬儀社の名前]に連絡してください。
以上が私の遺言です。私の意志が確実に実行されることを希望します。
署名: [自分の名前]
捺印: [印鑑]
このように具体的に書くことで、自分の意志が明確に伝わります。自筆証書遺言を作成する際は、日付や署名、印鑑などの基本的な要件をしっかりと確認しましょう。
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リンク
公正証書遺言や秘密証書遺言の場合も、具体的な内容の記載方法は似ていますが、作成手順が異なるため、事前にしっかりと確認することが大切です。
4. 遺言書を保管しよう
遺言書が完成したら、安全な場所に保管します。自筆証書遺言の場合は、家の中の安全な場所や信頼できる人に保管を頼むと良いでしょう。公正証書遺言は、公証人が保管してくれるので心配いりません。
5. 定期的に見直そう
ライフスタイルや家族の状況が変わったら、遺言書の内容も見直しましょう。必要に応じて修正することが大切です。
このガイドと具体例を参考にして、遺言書を作成し、自分の意志をしっかりと伝えましょう。


