親が亡くなり、自宅や土地などの不動産をどうすればよいか戸惑っていませんか?
不動産の相続には「名義変更(相続登記)」という重要な手続きが必要ですが、初めて経験する方には分かりづらく、不安も多いものです。
たとえば、「相続登記を長年放置したことで、すでに亡くなっている兄弟の子どもにまで連絡が必要になった」という事例もあります。この記事では、不動産の相続に伴う名義変更について、初めての方にも分かりやすく手続きの流れや注意点を解説します。
不動産相続で名義変更が必要な理由とは?
被相続人(亡くなった方)の名義のままでは、その土地や建物を売却・賃貸・担保にすることができません。また、他の相続人とのトラブルの原因にもなります。相続した不動産の権利を明確にするためにも、名義変更(=相続登記)は避けて通れない重要なステップです。
とくに今後は、空き家問題や土地の所有者不明化を防ぐ目的で、国も厳しく管理する方向に進んでいます。
不動産の相続登記(名義変更)に必要な書類一覧
相続登記を行うには、以下の書類が必要です:
- 被相続人の戸籍謄本(出生から死亡まで):本籍地の市区町村役場で取得。数百円〜1,000円程度。
- 相続人全員の戸籍謄本:同上。
- 遺産分割協議書(相続人が複数いる場合):自作も可ですが、正確性を期すなら専門家に依頼。
- 被相続人の住民票の除票:住民登録のあった市区町村で取得。
- 不動産の登記事項証明書・固定資産評価証明書:法務局と市区町村で取得。
- 相続人の印鑑証明書・住民票:市区町村で取得。
※遺言書がある場合は、遺言書の内容に従って手続きします。
名義変更の手続きはどこで行う?
名義変更(相続登記)は、不動産の所在地を管轄する法務局で手続きを行います。最近では『登記・供託オンライン申請システム』を使ったオンライン申請も可能ですが、操作に不慣れな場合は書面での申請のほうが安心です。
不動産の名義変更の流れ:相続登記のステップをわかりやすく解説
- 相続人の調査と確定(1〜2週間):戸籍を取得して法定相続人を確定。
- 遺言書の有無を確認(即日〜):公正証書遺言であれば家庭裁判所の検認は不要。
- 遺産分割協議(必要に応じて)(1週間〜数か月):相続人全員の合意が必要。
- 必要書類の収集(1〜2週間):各役所・法務局で取得。
- 登記申請書の作成(1日〜):法務局のひな形を活用。
- 法務局に提出し、登記完了通知を待つ(通常1〜2週間)
👉 手続き全体にかかる期間は、書類の収集状況にもよりますが、早ければ1か月前後、遺産分割協議が長引くと数か月以上かかることもあります。
名義変更の手続きは自分でできる?専門家に依頼すべきかの判断ポイント
自分で手続きするメリット・デメリット
- メリット:費用を抑えられる(登録免許税+数千円の実費)
- デメリット:書類の不備があると却下されるリスクあり/法的な判断が必要なケースは難易度が高い
専門家(司法書士)に依頼する場合
- メリット:手続きがスムーズで確実/精神的な負担が大きく減る
- デメリット:費用は5万〜10万円前後(案件による)
名義変更しないまま放置するとどうなる?
名義変更を行わずに放置してしまうと、以下のような問題が起こる可能性があります:
- 不動産が「共有状態」になり、将来の相続人が増えてトラブルに発展
- 売却や担保設定ができない
- 相続登記の義務化(2024年4月から)により過料の対象に
よくある質問(FAQ)
Q. 相続登記の期限はありますか?
A. 2024年4月1日から、相続登記は義務化され、相続を知った日から3年以内に申請しないと過料(最大10万円)が科される可能性があります。
Q. 登記されていない古い不動産も名義変更できますか?
A. 登記されていない、あるいは登記情報が古い不動産でも、必要な書類がそろえば名義変更は可能です。
Q. 名義変更にはどれくらいの費用がかかりますか?
A. 登録免許税は不動産の固定資産評価額×0.4%。書類取得費用や専門家報酬を含めると、数万円〜10万円程度が目安です。
Q. 誰が手続きをするのが一般的ですか?
A. 相続人のうち、不動産を取得する予定の人が申請者になることが一般的です。ただし、相続人全員の合意が必要なケースもあります。
Q. 司法書士に依頼する際の選び方は?
A. 相続登記の実績があるか、相談しやすい雰囲気かを確認しましょう。無料相談を利用するのも有効です。
まとめ:相続した不動産の名義変更は早めに行動を
相続にともなう不動産の名義変更は、放置しておくと後々大きなトラブルにつながります。必要書類の収集や手続きの流れをあらかじめ把握しておくことで、スムーズに相続登記を進められます。
また、手続きに不安がある場合は、司法書士や行政書士などの専門家に相談することをおすすめします。
2024年4月以降は、相続登記が義務化されており、期限を守らないと過料のリスクもあります。「後でやろう」ではなく、早めの行動がご自身と家族の将来を守ります。
この記事を参考に、まずは戸籍の取得などできることから始めてみましょう。迷ったときは、早めに司法書士など専門家に相談するのが安心です。
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