墓じまいの費用と相場!安くする方法・補助金情報

近年、「後継者がいない」「お墓が遠方にある」などの理由から、墓じまい(お墓の撤去と改葬)を選択する人が増えています。 しかし、墓じまいにはさまざまな費用がかかり、「結局いくらかかるの?」と不安になる方も多いのではないでしょうか。

この記事では、墓じまいにかかる費用の内訳や相場をわかりやすく解説し、少しでも負担を軽くするための節約ポイントや補助金制度についてもご紹介します。

1. 墓じまいにかかる主な費用の内訳

墓じまいは、単にお墓を壊すだけでなく、行政手続きや遺骨の移送、改葬先の契約などが伴います。 そのため費用は複数の項目に分かれます。

費用項目内容相場目安
墓石の撤去費用墓石を解体し、更地に戻す費用10万〜30万円程度
閉眼供養(魂抜き)費僧侶による儀式。寺院との付き合いがある場合に必要3万〜5万円程度
離檀料檀家を離れる際のお礼金。任意だが請求される場合あり3万〜20万円程度
改葬許可申請手続き市区町村役場への申請にかかる手数料数百円〜1千円程度
改葬先費用新しい納骨先(永代供養墓・納骨堂など)の費用5万〜50万円以上
遺骨の移送費用宅配や持参、搬送業者を利用する場合の費用数千円〜数万円

💡 補足:霊園によっては「墓所返還料」や「原状回復費」が別途かかることもあります。契約内容をよく確認しましょう。

2. 墓じまいの総額相場はどのくらい?

全体としては、30万円〜100万円程度が目安とされています。 選ぶ改葬先や石材店、地域によっても差があるため、事前に見積もりを複数取り比較検討することが大切です。

💡 事例:都内在住・郊外にある墓じまいのケース

  • 墓石撤去費:20万円
  • 閉眼供養費:5万円
  • 改葬先(永代供養墓):30万円
  • 離檀料:10万円
  • 合計:約65万円

🔍 ポイント:墓じまいの費用は「お墓の大きさ」や「石材の量」「場所(山間部や交通困難な場所)」によっても大きく変動します。できるだけ現地確認を含む見積もりを依頼しましょう。

3. 墓じまい費用を安くする方法

🔰 はじめての方におすすめの流れ

費用を抑えながら円滑に進めるには、以下の流れを参考にしましょう。 各ステップには、初心者にも分かりやすいように用語の補足を挟んでいます。

  1. 複数の石材店から見積もりを取る
    • 地域によって金額に差が出ます。数社に問い合わせて適正価格を確認しましょう。
    • 一括見積もりサイト(例:「墓石ナビ」など)を活用すると効率的です。


  2. 改葬先の種類と費用を比較する
    • 永代供養墓(合葬型・個別型)、納骨堂、樹木葬、海洋散骨などがあります。
    • 合葬型は5万円〜、個別型は30万円〜が相場です。
    • 管理のしやすさや家族の意向も考慮して選びましょう。


  3. 寺院への儀式費用や離檀料の目安を相談する
    • 離檀料の支払いは義務ではありませんが、円満な関係の終了のために包むことが多いです。
    • 金額は寺院や地域により異なります。
  4. 自分でできる手続きを把握する
    • 改葬許可申請書は市区町村の役所で取得できます。
    • 必要書類をそろえれば、申請書の記入・提出は自力でも対応可能です。
    • 業者に頼まずに自分で行うことで、手数料を節約できます。
  5. 補助金制度の有無を確認する
    • 自治体によっては、墓じまいに補助金を出している場合があります。
    • 「地域名+墓じまい+補助金」で検索したり、市役所に問い合わせて調べましょう。

✔️【チェックリスト】見積もり時に確認すべき3つの項目

  1. 墓石撤去費に含まれる作業範囲を確認  
    └ 解体・運搬・処分・整地が全て含まれているかどうか。
  2. 追加費用の有無を確認  
    └ 原状回復費や墓所返還料、出張費などが別途かかるか。
  3. 見積書の内訳が明記されているか確認  
    └ 「一式」といった曖昧な表記ではなく、具体的な項目ごとに記載されているか。

4. 利用できる補助金・支援制度

墓じまいに関する費用を少しでも軽減するために、自治体が設けている補助金や支援制度を活用することができます。

📌 どんな制度があるの?

  • 多くは、地方自治体が「空き墓地対策」や「公営霊園の整備事業」として導入しています。
    例えば、埼玉県の一部地域では最大5万円の補助、福井県内の自治体では10万円の補助制度があるなど、支給額や対象条件は地域によって異なります。

🔍 探し方のポイント

  • 直接、市役所や町村役場の市民課や環境課などに問い合わせ

💡 注意点

  • 申請のタイミング(事前申請か、終了後に請求か)を間違えないようにしましょう。
  • 領収書や写真などの証明資料が求められる場合があります。

5. 墓じまいで後悔しないためのポイント

墓じまいは、費用や手間だけでなく「気持ちの整理」も大切です。以下のような点に注意して進めましょう。

✅ 家族・親族との話し合いを十分に

  • 思い出が詰まったお墓を処分することに反対の声が上がることもあります。
  • トラブルを避けるためにも、丁寧な説明と合意形成が重要です。

✅ 改葬先は「将来も安心できる場所」を

  • 通いやすさや供養の形式、維持費などを比較検討して決めましょう。

✅ 寺院・霊園とのやり取りは丁寧に

  • 形式的なやり取りだけでなく、感謝の気持ちを伝えることでスムーズに進みます。

6. まとめ

墓じまいの費用は、状況や選択肢によって大きく変わります。この記事でご紹介した内訳や相場、安くする方法、補助制度などを参考にしながら、ご自身やご家族にとって納得のいく選択ができるよう、慎重に検討してみてください。

よくある質問(FAQ)

Q1. 墓じまいはどれくらいの期間がかかりますか?
A. 石材店や役所との調整、改葬先の契約などがあるため、平均で1〜3ヶ月ほどかかります。

Q2. 離檀料は必ず払わなければいけませんか?
A. 法的義務はありませんが、これまでの供養に対するお礼として渡すケースが多いです。

Q3. 改葬先はどう選べばよいですか?
A. 立地・費用・供養形式(合葬・個別)・管理体制などを総合的に見て決めると良いでしょう。

Q4. 補助金は誰でも利用できますか?
A. 対象地域や条件があるため、事前に自治体の情報をよく確認しましょう。

Q5. 墓じまいの手続きは自分でできますか?
A. 書類準備や役所への申請など、時間と手間はかかりますが、自力でも可能です。必要に応じて専門業者に相談しましょう。