在宅介護や施設介護では、どうしても避けられないのが「におい」と「衛生管理」の悩みです。
排泄介助やオムツ交換、寝具の洗濯、部屋のこもったにおいなど——介護をしている方の多くが、「もう少し快適に過ごしたい」と感じた経験があるでしょう。
におい対策は単なる“消臭”ではなく、衛生・心理・安全の3つの観点から重要なケアです。
清潔な環境は感染症予防につながり、快適な香りは介護する人・される人双方のストレスを軽減します。
また、においを放置すると菌の繁殖やカビの発生、利用者の不快感、職員の疲労蓄積などにもつながります。
この記事では、家庭でも施設でも使える人気の消臭アイテムを10選紹介し、効果的な使い方や毎日のルーティンづくりのコツも紹介します。

介護現場で役立つ消臭グッズ10選
1. 布用・空間用消臭スプレー|リセッシュ除菌EX プロテクトガード(花王)
- 特徴:布製品・衣類・寝具に使える定番アイテム。99%除菌・抗菌。
- おすすめポイント:介護ベッドや衣服のこもったにおいをスッキリ。無香料タイプもあり、高齢者にも安心。
- 使用シーン:シーツ交換時や衣類のこもり臭が気になるとき。
- 価格目安:約400〜600円(税込)
2. 空間用消臭スプレー| エアソフィア(ハル・インダストリ)
- 特徴:排泄臭・体臭など介護特有のにおいに特化。
- おすすめポイント:やさしい成分で毎日使いやすい。
- 使用シーン:トイレ介助後や来客前の空間リフレッシュに。
- 価格目安:約1,600〜1,800円(税込)
3. 消臭ジェル・置き型タイプ|消臭力 プレミアムアロマ(エステー)
- 特徴:強力消臭+上品な香りで部屋全体をリフレッシュ。
- おすすめポイント:香りで気分もリラックス。寝室やリビングに最適。
- 使用シーン:介護スペースの隅に設置して常時消臭。
- 価格目安:約500円(税込)
4. トイレ・ポータブルトイレ用消臭剤|ポータブルトイレ専用 消臭・抗菌剤(アロン化成)
- 特徴:尿・便臭を元から分解。消臭+抗菌のW効果。
- おすすめポイント:1包ずつ使い切りで衛生的。
- 使用シーン:夜間や外出先でのポータブルトイレ使用後に投入。
- 価格目安:約600円(税込)/10包入り
5. トイレ専用置き型消臭剤|トイレの消臭元 介護用タイプ(小林製薬)
- 特徴:トイレやポータブルトイレどちらにも対応。
- おすすめポイント:持続力が長く、交換頻度が少ない。
- 使用シーン:トイレ内の棚や床に設置してにおい対策。
- 価格目安:約500円(税込)
6. オムツ・廃棄物用防臭袋|おむつが臭わない袋(BOS:ボス)
- 特徴:医療現場でも使われる高性能防臭素材。
- おすすめポイント:使用済みオムツや尿パッドをしっかり密封。
- 使用シーン:夜間のオムツ交換や外出時の持ち帰りに最適。
- 価格目安:約1,000円(税込)/90枚入り
7. ゴミ箱用消臭剤|キチントさん ダストマン消臭シート(クレハ:KUREHA)
- 特徴:活性炭+銅ゼオライトで、生ゴミなどの嫌な臭いをすばやく脱臭・強力消臭!
- おすすめポイント:ゴミ箱内や集積場所のにおい対策に。
- 使用シーン:家庭用ゴミ箱や施設の廃棄物ボックスに設置。
- 価格目安:約200円(税込)
8. 除菌・清掃アイテム|クイックルワイパー除菌シート(花王)
- 特徴:床や家具の汚れ・菌をサッと拭ける。
- おすすめポイント:介護空間を清潔に保ち、においのもとを断つ。
- 使用シーン:食事や介助後の床・テーブル清掃に便利。
- 価格目安:約500円(税込)
9. アロマ・ナチュラル系消臭|天然消臭アロマミスト(生活の木)
- 特徴:天然精油の抗菌・防臭効果。
- おすすめポイント:人工香料が苦手な高齢者にも使いやすい。
- 使用シーン:寝室や来客前のリラックス空間づくりに。
- 価格目安:約1,500円(税込)
10. 空気清浄機|プラズマクラスター(シャープ)
- 特徴:浮遊菌やウイルスを抑制しながら脱臭。
- おすすめポイント:省スペースでベッドサイドにも置きやすい。
- 使用シーン:寝室やリビングでの常時運転に。
- 価格目安:約18,000〜25,000円(税込)
効果的に使うためのポイント
| 対策シーン | おすすめアイテム | 使い方のコツ | 入れ替え目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|---|
| ベッド周辺 | リセッシュEX、消臭ジェル | シーツ交換時にスプレー&設置 | 1〜2週間ごと | 濡れた寝具は完全乾燥させてから使用 |
| トイレ | アロン化成 消臭剤、BOS袋 | 使用後すぐ密封し、清掃を習慣化 | 毎回・週1清掃 | 換気扇を活用し湿気を逃す |
| 居室全体 | 消臭力 Aroma、空気清浄機 | 換気+設置で持続的に消臭 | 月1〜2回フィルター清掃 | 芳香剤の香りを混在させない |
| ゴミ・廃棄物 | 防臭袋、ダストマン | 廃棄後すぐに袋を密閉 | 毎回 | ゴミ箱内も週1回除菌を行う |
| 清掃時 | クイックルワイパー | 拭き掃除と除菌をセットで | 毎日〜週数回 | 水分が残らないように乾拭き仕上げ |
💡 におい対策ルーティン例
- 朝:部屋の換気+寝具にスプレー(寝起きのにおいを軽減)
- 昼:介助後に消臭ジェルを補充し、床やテーブルを除菌
- 夕方:ゴミや使用済みオムツを防臭袋にまとめ、空気清浄機を稼働
- 夜:オムツ交換後にトイレ用スプレーで仕上げ、寝具周辺を整える
- 週末:空気清浄機のフィルター点検+ゴミ箱の除菌洗浄
においの元は「湿気+汚れ+菌」。1箇所に頼らず“分散ケア”を意識すると、におい戻りを防げます。
また、香りが強すぎる製品は高齢者には負担になるため、無香料・微香タイプを選ぶと安心です。
消臭剤を複数併用する場合は、同系統の香り(フローラル・石鹸系など)で統一すると香りがぶつかりません。
省力化したい方は、自動噴霧式の消臭器やセンサー付き空気清浄機の導入もおすすめです。
継続のコツチェックリスト
- □ 朝と夜の換気を習慣化している
- □ シーツや寝具を定期的に交換している
- □ トイレ清掃を1日1回は実施している
- □ ゴミ袋は毎回密閉し、ゴミ箱を除菌している
- □ 季節に合わせて湿度と温度を管理している
チェックが3つ以上付いた方は、快適な空間づくりができています。
1〜2つだった方は、まず「換気」と「密閉処理」から始めてみましょう。
まとめ:におい対策は“思いやりのケア”

介護のにおい対策は、単なる掃除や消臭ではなく、お互いが快適に過ごすための思いやりのケアです。
部屋全体を清潔に保ち、においのストレスを減らすことで、介護の時間がもっと穏やかで優しいものになります。
「部屋が清潔だと、介護の時間も気持ちが軽くなる」——そんな声も多く聞かれます。
💖 ポイント:におい対策は介護する人の自信にもつながる
日々の小さな清掃や工夫が、利用者の安心だけでなく介護者自身の達成感にもつながります。
快適な空間は、笑顔を増やす第一歩です。





