離れて暮らす親の様子が心配… 夜中に転んでいたらどうしよう… そんな不安を感じているご家族に向けて、今すぐ始められる“見守り対策”をご紹介します。高齢者が安心して生活できるよう、家族や介護者がサポートしやすくなる「見守りサービス・機器」が注目されています。高齢者の一人暮らしや在宅介護の現場では、転倒や体調の変化に早期対応できるシステムの導入が、命や生活の質を守るために重要です。この記事では、主な見守りサービスや機器の種類・特徴・選び方のポイントを詳しく解説します。
見守りサービス・機器の主な種類

高齢者の生活を見守るためのサービスや機器にはさまざまなタイプがあります。それぞれに得意分野があり、目的や生活スタイルに合わせて選ぶことで、見守りの精度や安心感が大きく変わります。以下では代表的な4タイプを紹介します。
1. センサー型見守りシステム
人の動きを検知するセンサーを家の中に設置し、一定時間動きがない・ドアが開かないなどの異常があれば家族や見守りセンターに通知される仕組みです。設置場所もベッド付近やトイレ、玄関など自由に選べるため、生活動線に応じたカスタマイズが可能です。カメラを使わない分、プライバシーに配慮しやすいのも大きな利点です。
- 特徴:人感センサーやドアセンサーを利用し、日常の動きを検知。異常があれば家族やサポートセンターに通知。
- おすすめ対象者:一人暮らしの高齢者や夜間の徘徊が心配な方。
- 費用目安:月額1,000円~5,000円程度。
2. カメラ型見守りサービス
家庭用の見守りカメラを高齢者宅に設置することで、家族がスマートフォンを通じてリアルタイムで映像を確認できます。2WAY通話が可能な機種も多く、映像だけでなく声を届けたり会話ができたりするのが魅力です。外出先から手軽に様子を見られる一方で、設置場所やプライバシー配慮は重要なポイントとなります。
- 特徴:家の中に設置したカメラで様子を確認。スマホでリアルタイム映像を確認でき、音声通話機能付きも。
- おすすめ対象者:離れて暮らす家族、高齢者宅での安否確認が必要な場合。
- 費用目安:カメラ本体4,000円~2万円、月額500円~3,000円程度。
3. ウェアラブル端末・GPS機器
腕時計型やペンダント型の端末を身につけることで、万一の転倒や徘徊時に位置情報を発信できます。多くの端末には「SOSボタン」があり、押すだけで家族や警備会社に通知が届きます。特に外出が多い方や認知症の方には、居場所確認と安全確保の両方ができるこのタイプが有効です。
- 特徴:腕時計型やペンダント型で装着し、位置情報や緊急ボタン機能を搭載。外出時の安全対策に有効。
- おすすめ対象者:認知症や徘徊の心配がある方。
- 費用目安:端末5,000円~3万円、月額500円~1,500円程度。
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4. 通信機能付き家電・見守り家電
電気ポットやテレビ、冷蔵庫などにセンサーが搭載されており、使用状況から「いつも通り生活しているか」を見守ります。毎日使う家電の動きがあれば「元気で過ごしているサイン」となり、逆に異常があれば通知が届きます。高齢者にとって新たな操作が不要で、普段の生活を変えずに導入しやすいのが魅力です。
- 特徴:電気ポットや冷蔵庫などの使用状況から生活の異常を察知。高齢者宅のライフライン管理に役立つ。
- おすすめ対象者:日常の行動パターンを遠隔で確認したい場合。
- 費用目安:1万円~5万円程度。
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選び方のポイント
- 目的を明確に
転倒検知を重視したいのか、徘徊を防止したいのか、日常生活の異常を察知したいのかによって、選ぶべきサービスは異なります。たとえば「夜間の徘徊が心配」ならGPS付き端末が有効ですし、「室内での急変への対応」が目的ならセンサーやカメラ型が適しています。 - 使いやすさ
高齢者本人が機器に対して抵抗を感じないよう、複雑な操作を必要としないものが理想です。特に認知症の兆しがある方には、装着を忘れても機能する家電型やセンサー型の導入がおすすめです。 - サポート体制
異常時の連絡先が家族だけでなく、コールセンターや緊急駆け付けサービスなど第三者による支援が受けられるかどうかも重要です。家族がすぐに駆けつけられない場合の備えになります。 - 設置や費用
Wi-Fiや電源が必要か、設置に工事が必要か、などの条件も事前に確認しましょう。さらに、初期費用だけでなく、月額費用や通信費、サポート費用などランニングコストにも注目することが大切です。
利用時の注意点
- プライバシー保護の観点から、カメラ映像の扱いや設置場所には配慮が必要です。
- サービス終了時や端末故障時の対応も事前に確認しておきましょう。
- 高齢者本人や家族との合意形成をしっかり行うことで導入後のトラブルを防止できます。
まとめ
高齢者向けの見守りサービスや機器は、家族の安心感を高め、万が一のリスクを減らす重要な役割を果たします。目的や生活環境に応じて、シンプルな通知型サービスから高度なセンサーやカメラ型まで幅広い選択肢があります。導入にあたっては、本人と家族の双方が納得できる形で、操作性やコスト、サポート体制を慎重に比較検討することが大切です。少しの工夫で、高齢者が安心して暮らせる環境を整えられます。



