大切な方を亡くされた方への言葉は、慎重に選びたいものです。お悔やみや法要の場では、心を込めて伝えることが何より大切ですが、言葉に悩む方も多いのではないでしょうか。本記事では、弔辞や香典袋、法要の挨拶などで使える四字熟語を10個厳選し、それぞれの意味や使い方の注意点も丁寧に解説します。
第1章:お悔やみの場で四字熟語を使う意味
四字熟語は、限られた言葉で深い意味を伝えられる日本語ならではの表現方法です。お悔やみや法要の場では、遺族の気持ちに寄り添い、静かに哀悼の意を表す言葉として重宝されます。
特に以下のような場面でよく使われます。
- 弔電の文面
- 香典袋の添え書き
- 供花や供物に添える札
- 法要の挨拶や案内文
- 弔辞・追悼の挨拶文
普段使わない言葉に戸惑うこともありますが、「故人を想い、心から言葉を選ぼうとする姿勢」こそが何より大切です。
第2章:お悔やみや法要に使える四字熟語

1. 哀悼之意(あいとうのい)
- 意味:深い悲しみと追悼の気持ちを表す
- 使い方:弔電・香典袋・弔辞などに使える定番表現
- 注意点:「心より哀悼の意を表します」などと添えるとより丁寧
- 例文:「心より哀悼之意を表します」
2. 安穏無事(あんのんぶじ)
- 意味:穏やかで何事もない状態を願う言葉
- 使い方:法要の挨拶や回向文で使われる
- 注意点:生者・遺族への平穏を祈る文脈で用いる
- 適した相手:遺族や参列者
- 例文:「皆さまの安穏無事をお祈り申し上げます」
3. 永遠不滅(えいえんふめつ)
- 意味:永遠に存在が消えないこと。故人の功績や思い出を称える言葉
- 使い方:弔辞や追悼文にふさわしい
- 注意点:形式よりも感情が伝わる場面に適する
- 適した相手:親しい故人・恩人など
4. 冥福祈願(めいふくきがん)
- 意味:故人の魂が安らかであるよう祈る
- 使い方:弔電や供花のメッセージに
- 注意点:「ご冥福をお祈りします」と併用されやすい
- 例文:「心より冥福祈願いたします」
5. 静寂無言(せいじゃくむごん)
- 意味:静けさと深い沈黙。哀悼の空気を表す
- 使い方:弔辞・詩的な追悼文に向いている
- 注意点:控えめで品のある表現
- 例文:「今はただ、静寂無言の中でご冥福をお祈りします」
6. 謹厳実直(きんげんじっちょく)
- 意味:故人の人柄を表す言葉として使われる。真面目で誠実
- 使い方:追悼スピーチや故人紹介に
- 注意点:故人像に合っているかを考慮して使用する
7. 慈悲深厚(じひしんこう)
- 意味:深い慈しみと情けを持つ
- 使い方:宗教者・僧侶・信仰深い方への表現に向く
- 注意点:仏教的な文脈での使用が自然
8. 永眠安息(えいみんあんそく)
- 意味:永遠の眠りにつき、安らかであること
- 使い方:弔電・追悼文に用いられる
- 注意点:敬意とやさしさが込もる表現
- 例文:「ご永眠安息を心よりお祈り申し上げます」
9. 無病息災(むびょうそくさい)
- 意味:病気せず元気であること
- 使い方:法要の際の遺族への挨拶に適する
- 注意点:故人ではなく、生者に向けた言葉
10. 天上大楽(てんじょうたいらく)
- 意味:仏教用語で、極楽浄土での大きな安らぎ
- 使い方:法要や追善供養の言葉として使える
- 注意点:宗教色が強いため、相手の信仰を考慮して使う
- 例文:「天上大楽の境地に至られますようお祈り申し上げます」
第3章:使用シーン別おすすめ四字熟語 早見表
| 使用シーン | おすすめ四字熟語 | 補足 |
|---|---|---|
| 香典袋 | 哀悼之意、冥福祈願 | 表書きは「御霊前」などが一般的。添え書きで心を伝える |
| 弔電 | 永眠安息、静寂無言 | 格式ある文面にしつつ、思いを伝える |
| 法要の挨拶 | 安穏無事、無病息災 | 遺族や参列者への気遣いとして使用 |
| 弔辞 | 永遠不滅、謹厳実直 | 故人の人柄や功績を伝える際にふさわしい |
第4章:香典袋や弔電での使用マナー
- 香典袋に書く言葉:表書きには「御霊前」「御仏前」などが用いられます。四字熟語は添え文や包み紙の中の一筆箋などで自然に使うのが望ましいです。
- 弔電での使い方:「哀悼之意」「永眠安息」「冥福祈願」などを文中に織り込むと、格式がありながらも心のこもった印象になります。
- 使い方の注意:難しい言葉を並べるよりも、意味を理解し、心を込めて使うことが大切です。形式的になりすぎず、故人や遺族への想いを言葉に込める姿勢を忘れないようにしましょう。
- NG例:「御祝」「寿」など慶事用の表現は絶対に避けること。
第5章:まとめ
お悔やみや法要の場では、言葉選びに慎重さと心配りが求められます。四字熟語は、短くても深い意味を伝える力がありますが、使い方を誤ると形式的に見えてしまうこともあります。
正解が一つとは限らず、「何を伝えたいか」という気持ちが何より大切です。適切な四字熟語を選び、心を込めて伝えることで、きっとその想いは届くはずです。「悩んで当然」と思いながら、丁寧に言葉を選んでいきましょう。
どんな言葉も、真心と共に届けられれば、きっと相手の心に届きます。
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